菊地市のA子さん(45才)は看護師として勤務する中、30才頃の頃から身体全体の重い感じ、腕の拘縮感がありました。その後も脱力感、腕の痺れや痛みが出現し、国立病院に入院した際、多発性硬化症、左目視神経炎と診断され、ステロイドの点滴を受けていました。その後も入院、退院を繰返し、40才を過ぎてからは歩行困難、ふらつきで外出時は車椅子を使用するようになりました。継続的に痛みがあるわけではないので、看護師としての仕事は続けていましたが、職場で転倒するようになったため障害厚生年金を請求し3級に認定されました。
藤井
視神経脊髄炎は多発性硬化症の一種で、神経を覆っている髄鞘が壊れて神経が脱随となり、脊髄や視神経の病変が生じる難病です。複視や眼振、運動麻痺や認知機能低下等、人ごとに病態が異なっています。