27才女性
大学卒業後、就職したがいずれも短期間で退職、無職状態が続いたため、精神科を受診。軽度知的障害と診断された。
菊池郡のA子さん(27才)は、小学校時代から友人はあまりおらず、勉強が苦手で特に算数はできが悪かった。中学生になっても友人も少なく言葉も少なっかったため、ぶりっ子的に見られていた。高校は地元の進学校には到底入学は困難だったので、約1時間かけて遠方の高校にスクールバスで通学した。大学は障害者特別枠での入学となったが、毎日JRで約1時間かけ1日も休まず通学した。
大学卒業後、何度も面接会に応募したが、うまく質問に答えられずに就職できなかったため、家事手伝いをしていた。その後、友人の紹介で工場の荷物仕分け等の業務に就いたが長続きせず退職、それからも数社で職を得たが短期間で退職した。母親が心配し精神科を受診したところ、軽度知的障害と診断された。仕事も無く自宅で過ごす毎日のため将来を案じた母親から依頼され20歳前障害年金を請求し、2級に認定されました。
藤井
担当医から診断書を受け取ったところ、傷病名は「軽度の知的障害」とあり、IQは68でした。また日常生活能力は③であった。障害等級2級該当は困難と判断し、診断書の現状の病状に「抑うつ状態」にチェックがあったので、担当医に診断書の傷病名に「抑うつ状態」を追記して頂き、「軽度知的障害+抑うつ状態」として障害年金を請求、障害等級2級に認定されました。